神の国の喜びに生きる (マタイの福音書6章33節)

1 はじめに

新型コロナウイルスによって、物事の本質を、その本質をどう実現できるかを考えさせられています。新型コロナウイルスによって、キャラバン伝道ができなくなりましたが、その本質を考えました。Zoomでキャラバンという企画をしました。伝道の推進、交わり、励まし、祈りは、共に集まれなくても実現できます。人々が不安で、迷っている時こそ、福音が求められています。教会の出番です。

2 手掛かりは聖書とキリスト教の歴史

① 使徒の働き
遠くパウロは、遠く離れた教会や、牢獄に捕らえられて身動きできないときに、手紙を送ったり、人を派遣して福音を伝えました。

② ヨハネ9章

生まれつき障害を持つ男性を見て、弟子たちは不幸の原因は何かと議論しました。イエス様は神のわざが現れるためだと、男性の必要にこたえ、癒し、救いに導かれました。苦難は神のわざが現れる時ですが、自動的に神のわざが現れるのではありません。私たちがイエス様に従って、なすべきことを実践する時に神のわざが現われます。ですから、聖書に聞き、祈り、悔い改めて、捨てるべきものは捨て、聖霊に満たされて、再献身することが大切です。

3 具体的実践

考えるキーワードは「神の国」です。何を求めるよりも神の国を求めればすべての必要は満たされます。神の国とは、「すべての人が生かされてともに喜んでいる平和な世界」です。しかし、今は、だれかが活かされだれかが悲しみ、だれかが喜ぶためにだれかが排除されています。創造・堕罪・回復・完成というキリスト教の世界観を理解すると神の国がすっきり分かります。
① 創 造
この世界を神が創造されたのなら、すべてが最高に良いのです。神の創造を忘れると、不満が募ります。あなたは最高の神の作品です。また、周りの人々も神の最高傑作だと受け止めてください。そうすると人生の風景が変わります。ご家族に是非、「あなたは神様の最高傑作だ」と言ってください。私たちは、最高傑作ですが、みな未完成です。それぞれに、完成に向かう道が備えられています。
② 堕 罪
人は本来行くべき道があるのに、別の道を行くようになりました。本来の姿からズレてしまっているのです。間違った方向から、正しい方向に向きを変えることを悔い改めと言います。
③ 回 復
ハウツーでは人は変わりません。イエス様が十字架の死と復活によって与えてくださる新しいいのちがなければ本来の姿に回復しません。そのいのちが永遠のいのちです。
④ 完 成
すべてが創造の目的に達し、完成する時が来ます。今、どのようであっても、必ず完成します。それは、大きな希望です。

4 賀川豊彦の生涯

神の国運動を展開した賀川豊彦は、BS朝日の昭和偉人伝で、「21世紀の日本をグランドデザインした男」と紹介され、大宅壮一は、「日本のおよそ『運動』と名のつくものの大部分は賀川豊彦に源を発していると言っても決して言い過ぎではない」と言いました。日本には、先人たちによってすでに多くの種が蒔かれており、刈り入れを待っているのです。「あなたは、創造主によって最高に良いものとして造られたにもかかわらず、本来の姿に生きるいのちを持っていないので、的外れに生き、活かされず、傷つき傷つけ合い、不安や恐れの中に生きているのだから、悔改めて(方向転換して)、イエス様が与える赦しと永遠のいのちを受けて、すべての人が活かされてともに喜ぶ平和な神の国に生き、その喜びを味わいましょう」と伝道しましょう。

(2020年9月20日 廣瀬 薫 師)

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